海外留学にいくべきか?

私は、高校生時代に海外留学を希望をしていたけれども結局はいかずじまいでした。そして現在、特に後悔をすることなく人生を送って来ました。映画の世界に興味を持っていた私は、高校卒業とともに、海外留学を希望しており、TOFELなども受験し、着々と準備を進めてていました。TOFELのスコアもギリギリながら志望校範囲に入ることができ、学校の下調べも進み、あとは留学手続きに向けて具体的な作業を残すのみとなりました。

そんな時、お世話になった方から、アドバイスを受けたのです。君は何をしに海外留学にいくのか、と。それはもちろん映画の勉強をするのに決まっていました。当時、海外留学の方向性は2つあり、一つは語学留学、もう一つはカリキュラムを身につけるために4年制大学に行く、ということです。高校生の私は、正直大学がどういう所なのか、何を学ぶべき所なのかをよく分かっていなかったのです。なんとなく海外に行けば、うまくいくとくらいにしか考えていませんでした。

私の恩人は、君は日本人としての勉強を全て終わらせたのか、ということを聞いて来ました。海外に行けば、日本人としてのアイデンティティーを問われる、と。外国人になりないのでなければ、日本でまだまだ学ぶことは多いはずだ、ということを諭されたのです。私は自分が、映画が大好きなのにちっとも日本の映画について勉強していないことに気がつきました。結局私は通常の大学に進み、日本で映像の勉強をすることにしたのです。留学には確固とした目的意識が必要で、向こうに行けばなんとかなる、というモノではないのです。

[`yahoo_users` not found]
[`fc2_users` not found]
[`google_buzz` not found]